<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<rss version="0.91">
  <channel>
    <title>nimbus</title>
    <description>呟きたいときくるところ</description>
    <link>http://snou1881.blog.shinobi.jp/</link>
    <language>ja</language>
    <copyright>Copyright (C) NINJATOOLS ALL RIGHTS RESERVED.</copyright>

    <item>
      <title>お休みのすごし方</title>
      <description>完全インドアでお出かけ嫌いな私は&lt;br /&gt;
よく友人から「家にいて何すんの？」と聞かれます。&lt;br /&gt;
休みごとに外へ出る人のほうが疲れないかと聞き返せば&lt;br /&gt;
「だって家にいると始終仕事のこと考えちゃんだもの」といわれます。&lt;br /&gt;
そんなの、私だって同じですが。。。と思いながら&lt;br /&gt;
当たり障りのない答えを返します。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
考え事なんてしなくていいように&lt;br /&gt;
暇つぶしをたくさん用意して&lt;br /&gt;
意図して考え込むということを避け続けて&lt;br /&gt;
今まで来た私ですから。&lt;br /&gt;
現実逃避にかけては&lt;br /&gt;
結構年季が入っています&amp;larr;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ずっとずっと、考えてしまうことはやめられないけれど&lt;br /&gt;
それでもなんとか避けてきたのです。&lt;br /&gt;
考え続ければ、きっと元には戻れないから。&lt;br /&gt;
それが怖くて仕方ないから。&lt;br /&gt;
逃げることだけ、上手くなりました。&lt;br /&gt;
本を読んだりゲームをしたり、ネットにふけったり。&lt;br /&gt;
絵を描く、音楽を聴く、映画を見る、色々手はあるのです。&lt;br /&gt;
妄想したりするのも有効です。&lt;br /&gt;
でも集中力が足りないとすぐ現実に戻ってしまうのが難点で&amp;larr;&lt;br /&gt;
一番はずっと寝続けているのがベスト。&lt;br /&gt;
寝ている間は仕事のことなんて考えませんし。&lt;br /&gt;
夢に見てしまうとアウトですが。&lt;br /&gt;
その辺、夢をあまり見ない性質なので気にしない。&lt;br /&gt;
寝ていればあっという間に時間は過ぎていくから、無駄に考える時間もなくなるわけで。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
怖いことや煩わしいことが消えることなんてないのです。&lt;br /&gt;
社会へ出ている以上、大変なことはずっと大変で。&lt;br /&gt;
心配事は減ったりしません。&lt;br /&gt;
不安なこともなくなりません。&lt;br /&gt;
だから、私は自己防衛のひとつとして、ずっとそうして生きてきました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
人とかかわることが苦手で、&lt;br /&gt;
人ごみにいると頭が痛くなるから、出かけるのが苦手。&lt;br /&gt;
けど、仕事のことを考え続けてしまうのは私だって同じ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
自分を守るために、私は逃げる術を探しているだけなのです。</description> 
      <link>http://snou1881.blog.shinobi.jp/%E5%91%9F%E3%81%8D/%E3%81%8A%E4%BC%91%E3%81%BF%E3%81%AE%E3%81%99%E3%81%94%E3%81%97%E6%96%B9_151</link> 
    </item>
    <item>
      <title>お休みのすごし方</title>
      <description>完全インドアでお出かけ嫌いな私は&lt;br /&gt;
よく友人から「家にいて何すんの？」と聞かれます。&lt;br /&gt;
休みごとに外へ出る人のほうが疲れないかと聞き返せば&lt;br /&gt;
「だって家にいると始終仕事のこと考えちゃんだもの」といわれます。&lt;br /&gt;
そんなの、私だって同じですが。。。と思いながら&lt;br /&gt;
当たり障りのない答えを返します。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
考え事なんてしなくていいように&lt;br /&gt;
暇つぶしをたくさん用意して&lt;br /&gt;
意図して考え込むということを避け続けて&lt;br /&gt;
今まで来た私ですから。&lt;br /&gt;
現実逃避にかけては&lt;br /&gt;
結構年季が入っています&amp;larr;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ずっとずっと、考えてしまうことはやめられないけれど&lt;br /&gt;
それでもなんとか避けてきたのです。&lt;br /&gt;
考え続ければ、きっと元には戻れないから。&lt;br /&gt;
それが怖くて仕方ないから。&lt;br /&gt;
逃げることだけ、上手くなりました。&lt;br /&gt;
本を読んだりゲームをしたり、ネットにふけったり。&lt;br /&gt;
絵を描く、音楽を聴く、映画を見る、色々手はあるのです。&lt;br /&gt;
妄想したりするのも有効です。&lt;br /&gt;
でも集中力が足りないとすぐ現実に戻ってしまうのが難点で&amp;larr;&lt;br /&gt;
一番はずっと寝続けているのがベスト。&lt;br /&gt;
寝ている間は仕事のことなんて考えませんし。&lt;br /&gt;
夢に見てしまうとアウトですが。&lt;br /&gt;
その辺、夢をあまり見ない性質なので気にしない。&lt;br /&gt;
寝ていればあっという間に時間は過ぎていくから、無駄に考える時間もなくなるわけで。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
怖いことや煩わしいことが消えることなんてないのです。&lt;br /&gt;
社会へ出ている以上、大変なことはずっと大変で。&lt;br /&gt;
心配事は減ったりしません。&lt;br /&gt;
不安なこともなくなりません。&lt;br /&gt;
だから、私は自己防衛のひとつとして、ずっとそうして生きてきました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
人とかかわることが苦手で、&lt;br /&gt;
人ごみにいると頭が痛くなるから、出かけるのが苦手。&lt;br /&gt;
けど、仕事のことを考え続けてしまうのは私だって同じ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
自分を守るために、私は逃げる術を探しているだけなのです。</description> 
      <link>http://snou1881.blog.shinobi.jp/%E5%91%9F%E3%81%8D/%E3%81%8A%E4%BC%91%E3%81%BF%E3%81%AE%E3%81%99%E3%81%94%E3%81%97%E6%96%B9</link> 
    </item>
    <item>
      <title>時は待ってはくれないのだから</title>
      <description>&lt;p&gt;私達はまたできうる限りのことをしよう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大震災が起きて、はや一ヶ月が経ちました。&lt;br /&gt;
今日も大きな余震が幾度か起き、気の休まらない日々が続いています。&lt;br /&gt;
ひとまず埼玉に住む私は無事でした。&lt;br /&gt;
職場も、事故の多いはずの現場で、怪我人が０でした。&lt;br /&gt;
とても幸運であることを喜びつつ、当日5時間かけて歩き、ようやくたどり着いた家で見たテレビで、被災地の凄まじい惨状を観ました。&lt;br /&gt;
あんなに苦しい思いをしたのは、初めてです。&lt;br /&gt;
被災地に住んでいるわけでもなく、家族や友人が居るわけでもなく。&lt;br /&gt;
それでも、一瞬で自分の故郷が消えてしまうことの恐ろしさを想像してしまいました。&lt;br /&gt;
私の地元は海に囲まれた島です。&lt;br /&gt;
津波が来れば、家は跡形もなく消えてしまうでしょう。&lt;br /&gt;
家も、徒歩5分ですぐ港まで行ける距離です。&lt;br /&gt;
そんな立地にあることを鑑みて、今回の震災はとても恐怖を感じるものでした。&lt;br /&gt;
実家は何事もなく、無事であったけれど。&lt;br /&gt;
あれが地元ではなかったとはいえないのだから。&lt;br /&gt;
たくさんの人が亡くなりました。&lt;br /&gt;
まだまだ大事な人を、思い出を捜し続ける人が居ます。&lt;br /&gt;
遠く離れたこの地で生きる私には、今何が出来るのでしょう。&lt;br /&gt;
節電もそう、無為な買占めをしないこともそう。&lt;br /&gt;
募金や、ボランティアも勿論必要でしょう。&lt;br /&gt;
それから、逆にお金を使うことも、経済を停滞させないためには大事なんだと思っています。&lt;br /&gt;
これから必ず復興していく東北の地で、経済が止まってしまっていては意味がありません。&lt;br /&gt;
無事な私達が、できることは何か。&lt;br /&gt;
日々、考えて生きていきたいと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
更新は、通常通り、気まぐれにします。&lt;br /&gt;
節電はしますが、使うときと使わないときのメリハリがなければ続きません。&lt;br /&gt;
世界の端っこで僅かながらの応援をしつつ。&lt;br /&gt;
亡くなられた方へご冥福を、無事な皆さんの更なるご多幸をお祈りいたします。&lt;/p&gt;</description> 
      <link>http://snou1881.blog.shinobi.jp/%E6%97%A5%E5%B8%B8/%E6%99%82%E3%81%AF%E5%BE%85%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%AF%E3%81%8F%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%82%89</link> 
    </item>
    <item>
      <title>うだうだ</title>
      <description>&lt;p&gt;日記を書かなくなって早数ヶ月。&lt;br /&gt;
引越しをして、もう4ヶ月半ばが過ぎてしまいました。&lt;br /&gt;
あっという間だったなぁ。。。と今ちょっと思い返して放心気味でございます。&lt;br /&gt;
プライベートはそう悪くはないけれど、仕事がどうにもこうにも。&lt;br /&gt;
以前吐き出したときから進んでいません。&lt;br /&gt;
ていうか後退してる？&lt;br /&gt;
相変わらず繁忙期は終電までやるし。&lt;br /&gt;
締め切りに終われ、ぶちること２，３ヶ月。&lt;br /&gt;
いい加減にしろ自分と我ながら思います・・・。&lt;br /&gt;
でも一つの区切りを終え、今月もう少し頑張ったら、普通の日常に戻るはず。&lt;br /&gt;
来月になったらもう少しましになってくれるはず・・・そう思いつつ、頑張る私です。&lt;br /&gt;
精神的にどうしても不安定になりがちですが。&lt;br /&gt;
あんまり周りに迷惑かけないように。&lt;br /&gt;
心配させないように。&lt;br /&gt;
呟くときはここに来ようと思いまふ。&lt;br /&gt;
なかなか人恋しくてたまりませんが&amp;larr;&lt;br /&gt;
構ってチャン卒業したい今日この頃。&lt;br /&gt;
やりたいことも見つけたし。&lt;br /&gt;
仕事も落ち着きそうだし。&lt;br /&gt;
少しは自立せねばねば。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
とりあえずそろそろ寒いのは勘弁して欲しい私でした。&lt;/p&gt;</description> 
      <link>http://snou1881.blog.shinobi.jp/%E6%97%A5%E5%B8%B8/%E3%81%86%E3%81%A0%E3%81%86%E3%81%A0_148</link> 
    </item>
    <item>
      <title>誰が為に</title>
      <description>&lt;p&gt;かち、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
歯車が嵌るような小さな音を聴いた。&lt;br /&gt;
一つ、二つ、三つ。&lt;br /&gt;
命が零れ落ちてゆく。&lt;br /&gt;
世界の週末へ向けて、最強の魔女を生み出すべく、あれが動いている。&lt;br /&gt;
そうさせないために、大事なものを護ろうと泣きながら奔る子がいる。&lt;br /&gt;
心が壊れないよう、間違ったほうへ進まぬよう、ただひたすら自身を傷つけることも厭わず。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「護りたい、守りたい・・・誰しも初めは同じように願うのに」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
魔女になった少女達は、今は何を思うのだろう。&lt;br /&gt;
人の心は弱いものだ。&lt;br /&gt;
願いを叶える為に己を犠牲にする。&lt;br /&gt;
自身の結末を知らず、ただ大事なものを守りたいが為に身を落とすものもある。&lt;br /&gt;
行くべき道を選べずに、なし崩しで成ってしまうものもある。&lt;br /&gt;
それぞれに事情は違えど、願ったのはこんな結末ではなかったはず。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「頑張ったね・・・いっぱい、苦しかったね。&lt;br /&gt;
　でも、それももう終わりだよ。&lt;br /&gt;
　今はもう・・・寂しくないよね？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『あたしが一緒にいてやるよ』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大事な親友を傷つけて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
自分の身も心もずたずたにして&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そうして手に入れたものは、全てが闇ではなかった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「出会えて、良かったでしょう？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
初めは喧嘩ばかりだった。&lt;br /&gt;
そんな彼女らを救ったのは、同じ境遇故の共感か。&lt;br /&gt;
はたまた、友を思う純真さか。&lt;br /&gt;
それがわかるのはもはや何処にもいない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「お疲れ様」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
世界はそう容易く壊れはしないけれど、彼女達の心はそうではない。&lt;br /&gt;
せめて、彼らの行く末を見守ろう。&lt;br /&gt;
自分に出来ることがそれだけなのだから。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ひとつ、雫が頬を伝って零れていった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もう少しで、全てが終わる。&lt;br /&gt;
ハッピーエンドか、バッドエンドか。&lt;br /&gt;
それを為すのはあの少女のみ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
願わくば、もう泣くことなどないように、と。&lt;/p&gt;</description> 
      <link>http://snou1881.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E8%AA%B0%E3%81%8C%E7%82%BA%E3%81%AB</link> 
    </item>
    <item>
      <title>小夜啼鳥</title>
      <description>ハロー、ゼトア。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
・・・誰だ？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それが、初めて交わした言葉。&lt;br /&gt;
あれから十数年、私は彼の側に居た。&lt;br /&gt;
そして、同時に世界のあちこちにも出没した。&lt;br /&gt;
こちらに居て、あちらに居て、そちらにも居る。&lt;br /&gt;
あたしは世界のどんなところへも自由に移動できた。&lt;br /&gt;
それも時間を一切かけることもなく、次の瞬間には行きたいと思ったところへ行けた。&lt;br /&gt;
その力はイェーヴォーの感知するところではなく、真実、あたしの力として持っていた。&lt;br /&gt;
この世界の被造物でもなく、イェーヴォーの使徒でもなく。&lt;br /&gt;
そして、夢見人と呼ばれるものですらなく。&lt;br /&gt;
それが何を意味するのかを知っているのは、あたしとイェーヴォーだけ。&lt;br /&gt;
そんなわけのわからないあたしにゼトアは何も聞かず、何かに利用することもなく、側に置いてくれた。&lt;br /&gt;
ゼトアは優しい、そして愚直とみえるほど忠誠心に篤かった。&lt;br /&gt;
けれどその愚かさが、愛おしくてたまらない。&lt;br /&gt;
あたしはゼトアに協力することは出来なかったけど、ゼトアを愛していた。&lt;br /&gt;
ずっとずっと、本当は彼を助けたくてたまらなくて。&lt;br /&gt;
けれどそれをしたら、あたしはあたしのせいでこの世界を壊してしまうことになる。&lt;br /&gt;
そうしたら、芋づる式にゼトアに被害が行ってしまう。&lt;br /&gt;
それだけはなんとしても避けたかった。&lt;br /&gt;
たとえあたしが側に居られなくても、彼が無事でいて欲しかった。&lt;br /&gt;
メレヒ・アレスもバール＝ハッザトにも興味はない。&lt;br /&gt;
勿論、この世の主神たるイェーヴォーすら眼中にないのだ。&lt;br /&gt;
そのあたしが、これだけは大事だと想うのはゼトア1人だった。&lt;br /&gt;
そんなこと、口が裂けても言えないけれど。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ヨナタン、何でそんなに不貞腐れているの」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「不貞腐れてなんかいない」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「だって、とても面白くなさそうよ。&lt;br /&gt;
　ギンバールとシェリマが気になるの？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そっ・・そんなわけないじゃないか！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「やだ、怒鳴らないでよ、冗談じゃない」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ため息をついていなせば、ヨナタンは不服そうな顔で黙った。&lt;br /&gt;
バルタンの屋敷に滞在するようになってから、ギンバールとシェリマの急接近ぶりが目に付いたのだろう。&lt;br /&gt;
あれだけ最初は嫌がるそぶりをしていたシェリマが、今では逆に嬉しそうにギンバールと話している。&lt;br /&gt;
それが不可解であり、シェリマの父バルタンが何もそのことに触れないのも、またわからないでいる。&lt;br /&gt;
お子様にはわからないのだと言えば早いが、そうすればまた機嫌を損ねるだろう。&lt;br /&gt;
人なんて、本当に面倒だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ヨナタン、それより英知の庭へ行く順路を話し合っていたんでしょう」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
隣から、バルタンが声をかける。&lt;br /&gt;
苦笑が浮かぶその顔は、ヨナタンを小さな子供であるかのように見つめていた。&lt;br /&gt;
手のかかる子供を見守る父といった風情だ。&lt;br /&gt;
ダナはヨナタンとバルタンから視線を外すと、小さくため息をついた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あたしの道は、どこへ続いているのかさっぱりわからないのに。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
セダノールへようやっとついたヨナタンの、次の、いや最終的な目的地は英知の庭だ。&lt;br /&gt;
そこにいるゴエルへ杖ハシェベトを届けるのが最終目的だと思っている。&lt;br /&gt;
彼はそこから出られないので、担い手に選ばれた自分が届けなくてはいけない、と。&lt;br /&gt;
確かにそれは間違ってはない、しかし、まだ半分だ。&lt;br /&gt;
第七代裁き司にハシェベトが渡らねば、世界は終わる。&lt;br /&gt;
そう信じ込んでいるヨナタンは、自身がただの担い手であることしか頭にない。&lt;br /&gt;
真実、彼は英知の庭に行けば全てが終わると思っている。&lt;br /&gt;
しかし結局のところ、第七代の裁き司はヨナタンなのだ。&lt;br /&gt;
いや、ヨナタンと、もう1人が融合して初めて裁き司として一人前になる。&lt;br /&gt;
彼の夢の兄弟はネシャンとは別の世界、かつてダナが居た世界で生きている。&lt;br /&gt;
イングランドに忠誠を誓う貴族の後継者として、足の代わりに車椅子を駆使しながら。&lt;br /&gt;
夢の兄弟はジョナサンといい、彼とヨナタンは夢でお互いが繋がっていることを知っている。&lt;br /&gt;
彼らは英知の庭に辿りついたとき、初めて１つになるかならないかを選択させられるのだ。&lt;br /&gt;
それをまだ知らないヨナタンは、本当に自分は裁き司ではありえないと思っている。&lt;br /&gt;
ダナにはそれがなんだか物足りなく思われた。&lt;br /&gt;
全部喋ってしまいたい。&lt;br /&gt;
全てを知ってる自分が、ここに居るのだから。&lt;br /&gt;
しかしそれは許されたことではない。&lt;br /&gt;
ダナはただの管理人でしかない自分の身を恨んだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ゼトアの側に居られないのも。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
彼に協力することも、真実を暴露することが出来ないのも。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
全ては、ダナの身分によるものが大きかった。&lt;br /&gt;
彼女は人知を超えたイェーヴォーと相対しても可笑しくない身分を持っていた。&lt;br /&gt;
しかしそれには制約も多く、彼女はいつも苦しんでいた。&lt;br /&gt;
もとは人として生きていた少女だ。&lt;br /&gt;
それが突然、人であることをやめねばならなくなった。&lt;br /&gt;
当然、ダナにとって、それはとても容易に受け入れられるものではなかった。&lt;br /&gt;
人間は集団生活をするように刷り込まれ、成長していく。&lt;br /&gt;
その集団生活から外れることは、大体において勇気がいるものだ。&lt;br /&gt;
ダナはまだ精神が成長しきらないときに、それを強制された。&lt;br /&gt;
当然彼女は拒否したし、精神崩壊の一歩手前まで追い詰められた。&lt;br /&gt;
それを救ってくれたのはまた別の世界にいる人間だったが・・ダナは今もこうしてここにいる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大事なものと、自分の使命を切り離して考えることを身に着けたから、あたしはここにいる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
まだ、ここに居られる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
忌まわしいと思いながら、それが救いであると感じてしまう己が哀れだった。&lt;br /&gt;
ダナは話し合うヨナタンとバルタンを見ながら、ゼトアを思い出してしまう自分を否めなかった。</description> 
      <link>http://snou1881.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E5%B0%8F%E5%A4%9C%E5%95%BC%E9%B3%A5</link> 
    </item>
    <item>
      <title>砂上の楼名主２</title>
      <description>あぁ、どうしてだろう、理解出来ない。&lt;br /&gt;
こんな風に頭が痛くなったことなど、この数百年なかった。&lt;br /&gt;
これは、この人の子らのせい？&lt;br /&gt;
じくじくと疼く痛みに、きゅっと眉根を寄せた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・うぅ、ここは・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そうしている間に、1人、目を覚ましてしまった。&lt;br /&gt;
人にこちらの存在を認識させるつもりはなかった。&lt;br /&gt;
すぐにでも、消えるつもりであったのに。&lt;br /&gt;
いつにない頭痛に戸惑い、行動に移すのが送れ、つい立ち尽くす。&lt;br /&gt;
動けず、ただただ目を覚ました人の片割れを凝視する。&lt;br /&gt;
こんな時にどうすればいいかわからないなんて、私も随分鈍ったものだ。&lt;br /&gt;
昔、命を奪い合う戦場で生きていた頃だったらきっと次の瞬間には死んでいた。&lt;br /&gt;
1人になって、静かな時間を生きて、随分自分は衰えてしまったのだろう。&lt;br /&gt;
その事実に気づき、なんだか物悲しくなってしまったことを否めなかった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・・はっ！え、えーと・・・な、ナウシカ！ナウシカ、無事か？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
傍らで身動きをしない少女に焦ったのか、少年が大慌てで起き上がり、声をかける。&lt;br /&gt;
ぺたぺたと顔や頭に触れ、口元に手をやり息をしていることに安堵する。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「おーい・・て、だめか・・・完全に気絶し、て・・・えぇっ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
一つため息をつき、頭に手をやりながら呟いていた少年が、途中でこちらに気づいた。&lt;br /&gt;
こんなところに自分達以外の生物、ましてや人の形をしているものがいるとは思わなかったのだろう。&lt;br /&gt;
ここは腐海の最深部の地下世界だ。&lt;br /&gt;
こんなところがあるとすら知らなかったはずだ。&lt;br /&gt;
そこに、居た、人と同じもの。&lt;br /&gt;
少年の内心を推して知るべしというところか。&lt;br /&gt;
未だちくちく痛む頭に悩まされながらも、そんなことを思った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「だ、誰だっ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
慌てて、少女を庇いながらも体を伏せ、こちらを威嚇する。&lt;br /&gt;
それを問いたいのはこちらのほうだというのに。&lt;br /&gt;
しかし、先ほど少年の口にした少女の名が、頭に引っかかる。&lt;br /&gt;
何故か知っている気がした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・・お前達が、誰か。&lt;br /&gt;
　相手に名を問うのなら、自分から名乗るが礼儀では」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・っ俺は、ペジテのアスベルだ！&lt;br /&gt;
　お前は・・・何故ここにいる！？&lt;br /&gt;
　腐海の地下だぞ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「私の名は、とうの昔に捨てた。&lt;br /&gt;
　ここは私の住処だ、何故と言われても困る」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「こっ・・答えになってない！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
淡々と応えることに、少年・・アスベルが激高する。&lt;br /&gt;
人の子にとってはとても理解し難いことなのだろう。&lt;br /&gt;
人の棲めない腐海の森の下に地下があって、あげくそこに誰かがいることが。&lt;br /&gt;
名を問われたところで、答えなどないのだ。&lt;br /&gt;
遥か昔、人であることを辞めたときに捨てたのだから。&lt;br /&gt;
それからずっと、ここで生きてきた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「名は、私にとって何の意味も成さぬ故、捨てた。&lt;br /&gt;
　ここに私以外の生物は居らぬ。&lt;br /&gt;
　少女が目を覚ましたら、去れ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・・あんたは一体、何なんだ・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
我関せず、言葉が通じないといった風情で一方的に告げると、アスベルは肩を落とした。&lt;br /&gt;
力が抜けたらしい彼を一瞥し、最後の問いへ答える。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「私は・・・ただのバケモノだ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ふわり、少し悲しげに微笑む少女を見て、アスベルがほのかに頬を染めた。&lt;br /&gt;
それだけを告げると、くるりと背を向ける。&lt;br /&gt;
後ろでまだアスベルが何か言っているのが聞こえたが、全て無視をした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
いつの間にか、頭痛は消えていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
こつり、幹に頭を預け、また落ちて来る砂を眺める。&lt;br /&gt;
あれから数時間ほどで少女が目覚めると、やがて彼らは翌朝に発って行った。&lt;br /&gt;
彼らにも行かねばならぬところがあり、やらねばならぬことがあろう。&lt;br /&gt;
私のように、時間に置いていかれたバケモノと関わる必要などないのだ。&lt;br /&gt;
影からその姿を見送ると、そうして、また考え事に没頭した。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
少女の容姿、白い船、アスベルとナウシカという名・・・&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
何かが引っかかっているのに、それが一向に何かわからない。&lt;br /&gt;
何故わからないのに、こんなにも気になるのだろう。&lt;br /&gt;
何が気になるのかすらわからないというのに。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
きっと、彼らは私が人であった頃、何か深く心に刻まれたことに関連しているのだろう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それしかわからない。&lt;br /&gt;
人でなくなってから、どれ程時が経った？&lt;br /&gt;
私が人であることを辞めて、幾年の月日が経った？&lt;br /&gt;
その間に人々はどのような発展をしたのだろう。&lt;br /&gt;
この世界の発端はなんだったか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あぁ、頭が痛い。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
どうして、こんなに胸が揺さぶられるのだろう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
こんなに苦しいのは、涙が出てくるのは、何故・・？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
最後に泣いたのはいつだったか。&lt;br /&gt;
それすら思い出せないほどの月日を、1人で生きてきたのか。&lt;br /&gt;
その事実に、ただ浸る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
答えが出ないこの砂だけの世界で、ただ泣いた。</description> 
      <link>http://snou1881.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E7%A0%82%E4%B8%8A%E3%81%AE%E6%A5%BC%E5%90%8D%E4%B8%BB%EF%BC%92</link> 
    </item>
    <item>
      <title>砂上の楼名主</title>
      <description>さらさらさら・・・・&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
頭上から降り積もる白く美しい砂が奏でる音のみが支配する地下世界。&lt;br /&gt;
ここは、太古の昔から続く森の下に、死んだ木々の墓場として存在している。&lt;br /&gt;
そして木々の身が朽ち、砂となって生まれ変わる再生の広場でもある。&lt;br /&gt;
広いこの地下世界で生物として存在するのは、太古の昔より森と共に存在する少女のみ。&lt;br /&gt;
零れた陽の光が点々と世界を明るく灯しているとは言え、彼女は基本的に影に居る。&lt;br /&gt;
その為、肌理細やかな肌は白く、艶やかな髪は白を通り越し銀髪になっていた。&lt;br /&gt;
かつて地上に存在していた頃は彼女の髪にも色があった。&lt;br /&gt;
ただの人間として、人々の中で暮らしていた頃。&lt;br /&gt;
人並みよりは多少白い肌と、こげ茶の髪。&lt;br /&gt;
髪と同じ色の瞳で、周りの人々と笑いあっていた、かつて人間だったあの頃は。&lt;br /&gt;
それも今は既に過ぎ去った遠い昔のことである。&lt;br /&gt;
彼女の瞳は、地下に生きるものに相応しいというかのような、血の色をしていた。&lt;br /&gt;
地下世界に光が差し込む前、数百年を暗闇で過ごしたことが原因か。&lt;br /&gt;
彼女の目から、髪から色が喪われてしまったのだ。&lt;br /&gt;
その目が退化するまでには至らなかったのが救いだった。&lt;br /&gt;
闇の中では、何も問題がないように動けるその目は、陽の光にはやはり弱い。&lt;br /&gt;
しかし、ないとあるとでは違いすぎるものだから。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しゃらりしゃらりと零れる砂はきらきらと光り、毎日、彼女を照らす。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
陽が高くなった頃、ふらり、寝床にしていた木の上から姿を現した。&lt;br /&gt;
長くなりすぎて引きずるほど伸びた髪が、光りに反射してきらきらと輝く。&lt;br /&gt;
少女の見掛けで幾歳になったのか自分でもわからない彼女は、物憂げに天を仰ぐ。&lt;br /&gt;
毎日やることなどない、ただ砂と死んだ樹に満ちる水音が彼女の世界を支配する。&lt;br /&gt;
人の身でなくなったのは、いつの頃だったろう。&lt;br /&gt;
随分永く、そんなこと考えなかったのに。&lt;br /&gt;
最近になってそんなことを思うようになったのは、やはり。&lt;br /&gt;
この世界に落ちてきた、少女達のせいだろう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あの日も、いつもどおり、ただ時の流れるままに過ごすはずだった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
頭上の森でなにやら虫たちが騒ぎ、爆発音が度々聞こえた気がしていた。&lt;br /&gt;
それが何を意味するのかなど、人をやめた身では到底気にすることでもない。&lt;br /&gt;
ただ砂の流れ落ちる様をぼんやりと眺めていただけだった。&lt;br /&gt;
零れ落ちる砂の到着点から、ゆっくり上へと目線を移動させる。&lt;br /&gt;
きらきら光る、陽と同じ場所から砂が零れてゆく。&lt;br /&gt;
ただ見ているだけでも、何故か目が離せなくなるものだった。&lt;br /&gt;
そこへ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・・・？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い、見慣れない形状の物体がずずず、と姿を現してきた。&lt;br /&gt;
いや・・・何処かで、はるか昔に、見た。&lt;br /&gt;
あぁ、私はあれを、知っている気がする。&lt;br /&gt;
ずりずりと堕ちてくるに連れ、やがてその全容が見えてくる。&lt;br /&gt;
そしてそのおまけ達まで。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・・・なんぞ、あったか」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ぽつり、思わず呟く。&lt;br /&gt;
結局地下へと堕ちてきたものは、白い無機物と、２人の人間だった。&lt;br /&gt;
随分目にしてないものたちだったから、彼女はそれらから目が離せなくなった。&lt;br /&gt;
白い物体は、羽が2つあることから、どうやら空を飛べるものであるらしい。&lt;br /&gt;
堕ちてきた人間のどちらかが所有者であろうことは、想像に難くない。&lt;br /&gt;
突起が2つに、その間にベルトがかけられている。&lt;br /&gt;
見た目から1人乗りのものだろうと検討をつけたところで、何かが頭をよぎった。&lt;br /&gt;
かつての記憶の1つだろうと思いつつ、それに頓着せず、今度は人へと目を向ける。&lt;br /&gt;
全体的に茶系でまとめられた・・・男、それもまだ若い。&lt;br /&gt;
それから、青い服と靴を履いた・・・少女だ。&lt;br /&gt;
ここまで考えて、またもやフラッシュバックに襲われる。&lt;br /&gt;
脳が、何かを思い出そうとしているらしい。&lt;br /&gt;
けれど、それがあまりにも昔のことなので、容易に思い出せないのだ。&lt;br /&gt;
じくじくと疼く頭を持て余しながら、2人を見つめる。&lt;br /&gt;
耳より少し下くらいの亜麻色の髪、赤いピアス、青い服と靴の少女。&lt;br /&gt;
生成りの上着に茶色のズボン、同色の靴、黒い髪の少年。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あぁ・・・、どうして、こんなにも心が揺さぶられるのだろう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この2人が一体なんだというのだろう。&lt;br /&gt;
頭が揺れる感覚に思わず目を閉じ、数秒耐える。&lt;br /&gt;
何故、こんなにも苦しい。&lt;br /&gt;
たかが人間の子供が2人、堕ちて来ただけだというのに。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
こんなのは、初めてだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「うっ・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
くらくらする頭に意識を集中させていると、少年が身じろぎをした。&lt;br /&gt;
目が覚めるような気配がして、一瞬、まずいという思いが頭をよぎる。&lt;br /&gt;
人に見られたところでどうというものではないが、面倒ごとはごめんだった。&lt;br /&gt;
目を覚ませば、きっと関わらざるを得なくなるのは明白。&lt;br /&gt;
彼女は、咄嗟に身を引くも、ずるずると長い髪がその身の動きを邪魔した。&lt;br /&gt;
ぐらりと体が傾き、慌てて体勢を立て直す。&lt;br /&gt;
その間にも、少年はごろりと寝返りをうつと、意識を取り戻してしまっていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;続&amp;gt;</description> 
      <link>http://snou1881.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E7%A0%82%E4%B8%8A%E3%81%AE%E6%A5%BC%E5%90%8D%E4%B8%BB</link> 
    </item>
    <item>
      <title>あい　うぃっしゅ</title>
      <description>ぽつ、ぽつ、ぴっしゃん&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
降り始めた雨が、世界を穿つ。&lt;br /&gt;
今、私の世界を支配しているのは、ただただ、地を打つ雨音だけだ、&lt;br /&gt;
しとしとと降り注ぐ冷たい雨が、体に心地よい。&lt;br /&gt;
あっという間に雨に覆われた世界で、既に濡れていないところなどないくらいびしょぬれになっているだろう自分が、ただ目を瞑って立ち尽くす姿はきっと傍目には異様に映るだろう。&lt;br /&gt;
けれどここは、この世界には、今自分以外に誰もいない。&lt;br /&gt;
何もない、ただ雨だけが支配する世界なのだ。&lt;br /&gt;
額を、瞼を、頬を、ひたひたと水滴が流れ落ちる。&lt;br /&gt;
体は既に冷たくなって、まるで雨と同化してしまっているような感覚を覚える。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さぁあああ・・・&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
地を打つ雨音が集うことで、音楽となって、やがて消える。&lt;br /&gt;
両手を軽くあげ、手のひらを天へと向ける。&lt;br /&gt;
体のそこかしこを打つ雨の感触を、音を、そしてその温度を感じる。&lt;br /&gt;
すぅ、と静かに瞼を開けても、まつげのおかげで目には入ってこない。&lt;br /&gt;
そのことに少し安心するも、何故かちょっぴり残念だった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あぁ、こここそ、私の世界&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ぴしゃん、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・風邪ひくぞ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
傍らに、温かいものが寄ってきたことに気づいても、反応を返さない。&lt;br /&gt;
その人が、自分の中では雨と同じくらい大事なモノであるから、違和感がないのだと知る。&lt;br /&gt;
瞼をあけてそちらを見やれば、同じように濡れそぼった彼の姿が目に入った。&lt;br /&gt;
くすり、小さく笑えば、眉間に小さく皺が寄る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「何が可笑しい」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「あなたまで濡れることないのに」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そう言い返せば、眉根を寄せたまま、少し黙る。&lt;br /&gt;
なんだか不承不承なようで、それがまた可笑しく思った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・・たまに雨に打たれるのも、いいかと思ってな」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
苦しげな言い訳に、ついつい笑いを抑えられなくなる。&lt;br /&gt;
きっと私が雨に打たれているのを見て、また慌てて外に出てきたのだろう。&lt;br /&gt;
いつものことだというのに、過保護な人だと内心で笑いをかみ殺す。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「気持ちいいでしょ？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・いつも、雨が降ると外に居るな」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
うふふ、と零れる笑みを抑えきれないまま、言葉を返す。&lt;br /&gt;
傍らの人が、ぽつり、零した言葉に、尚更可笑しくなってしまい困った。&lt;br /&gt;
体が冷えすぎることを心配しているのだろうこの人を思うと、何故か気持ちが浮かれた。&lt;br /&gt;
それにしても、今は暑いくらいの季節だから、このくらいの雨はなんてことはないのだ。&lt;br /&gt;
むしろ、涼を取れるくらいに思えば、願ってもない、雨。&lt;br /&gt;
それでも彼は、私の体を心配している。&lt;br /&gt;
この国にとって大事な身だ、何かあってからでは遅い。&lt;br /&gt;
彼の反応は、当たり前とも言えた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「雨は好きよ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
呟くように零した言葉に、彼が答えることはない。&lt;br /&gt;
それはお互いに痛いほどよくわかっていることだからだ。&lt;br /&gt;
私の故郷は、水の郷と呼ばれるところだった。&lt;br /&gt;
そこから半ば無理矢理に、この国へ連れてこられた。&lt;br /&gt;
私をこの国に縛っているのは、他でもないこの人なのだ。&lt;br /&gt;
彼は、私が帰りたがっていることを知っている。&lt;br /&gt;
それでも、この国を思えば、私の願いを叶えてやるわけにはいかない。&lt;br /&gt;
今は、まだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・体は丈夫なのよ、知ってるでしょ？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
暗に大丈夫だと返してみる。&lt;br /&gt;
それでもこの人を納得させるには足りないことを知っていた。&lt;br /&gt;
彼はただの人であるから、それは仕方のないことだということも。&lt;br /&gt;
私は人ではない、人から為ったバケモノなのだ。&lt;br /&gt;
それをただの人に理解させるのは難しい。&lt;br /&gt;
自分の価値観をそう簡単に覆せないように。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・・・・この国に、雨がいつまでも降り続けるよう、俺も願っている」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
傍らで零した言葉が、彼の本心全てでないことは知っている。&lt;br /&gt;
そして、それを私が理解していることを、彼もまた知っていた。&lt;br /&gt;
互いに深いところで相容れることはないけれど、きっとこれはこれでいいのだ。&lt;br /&gt;
全てを理解したいなんて、驕りでしかないのだから。&lt;br /&gt;
傍らの人が身動ぎしようとも、ただただ、雨に打たれ続けた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
雨は全てを覆い隠してくれる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
綺麗なことも、汚いことも。&lt;br /&gt;
見たくないことすらも。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今はそれでいい。&lt;br /&gt;
この国も、私も、この人も。&lt;br /&gt;
いつかこの雨が晴れるとき、またわかることもあるだろう。&lt;br /&gt;
ただ今は、ここに居るときだけは、人もバケモノもない。&lt;br /&gt;
個という生き物なのだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
体に降り注ぐ雨が、汚いものまで洗い流してくれることを願いながら、まだしばらくそのままでいたいと思っていた。</description> 
      <link>http://snou1881.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E3%81%82%E3%81%84%E3%80%80%E3%81%86%E3%81%83%E3%81%A3%E3%81%97%E3%82%85</link> 
    </item>
    <item>
      <title>いつぶりでしょうか</title>
      <description>&lt;p&gt;前回更新が、7月？&lt;br /&gt;
3ヶ月ぶりですね・・・いやぁ久しぶりすぎる。&lt;br /&gt;
その間プライベートでは、引越しをしていたりしました。&lt;br /&gt;
というか、今絶賛引越し中です。&lt;br /&gt;
一回で終わらせられなかったので、2回にわけて。&lt;br /&gt;
でも来月中には終わりのめどが立つと思うので、もう少しがんばります。&lt;br /&gt;
仕事では相変わらず悶々として過ごすこと多々ありです。&lt;br /&gt;
いやぁもうこちらは突破口が見つからなくてこまってます。笑&lt;br /&gt;
終電までやってたりするのは私が仕事ちゃんとやってないせいですがｗ&lt;br /&gt;
でもなんだか、どうにもこうにも・・・あああ～って感じにしかなりません&amp;larr;&lt;br /&gt;
やりたいことを仕事に出来るわけでもないこの世の中ですが。&lt;br /&gt;
私は一体何がしたいのかわかりません。&lt;br /&gt;
ついついネガティブになってしまう日々でありました。&lt;/p&gt;</description> 
      <link>http://snou1881.blog.shinobi.jp/%E6%97%A5%E5%B8%B8/%E3%81%84%E3%81%A4%E3%81%B6%E3%82%8A%E3%81%A7%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%8B</link> 
    </item>

  </channel>
</rss>