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「ね、ルフィってどこにいる?
 海賊たちの居場所教えて?」

「え、あんた誰だい?」

「私?私はねー・・」




わーわーと騒ぐ声がする
どうやら海軍と海賊が戦っているらしい
そう住民が話合うのを聞いて、花は笑った

どこにいるのかわっかりやすいやつらだなぁ

笑いつつぽつりと呟いて、マントのフードを深くかぶる
ガープがいるのなら、あの2人が居ても居なくても、騒がしくなっただろう
それでもそれは険悪なことでないことぐらい、容易にわかる
随分長い間こちらに居て、しばらく読んでいなくても記憶は蘇った
ここは、大好きなひとたちのいる世界だから

かつん、とブーツを鳴らし、騒ぎの渦中へと足を進める
懐かしい顔を見ることを思えば自然と笑みが浮かんだ

「そもそも”赤髪”って男がどれ程の海賊なのか解っとるのか!?お前は!!」

「・・・・・・!?
 シャンクス!?
 シャンクス達は元気なのか!?
 どこにいるんだ!?」
「あっれー、ルフィ、シャンクス達の居場所知らなかったんだ?」
「俺が知るわけねぇじゃねぇか
 馬鹿かおまえ」
「馬鹿って何よこら
 調べようと思えば調べられたんでしょなのに調べなかったお前が人に馬鹿っていえんのかこら」

「ってお前だれだ!!!」

会話に自然と割り込んだ声に普通に返答したルフィをよそに、ナミが驚いて叫ぶ
花はきょとんと周りを見まわすと、にこりと微笑んで答えた

「ルフィの幼馴染です
 はじめましてー」
「「「えええぇぇえ!!?」」」
「うお!花じゃねぇか
 久しぶりだなー
 お前今までどこにいたんだ?」
「おう花!お前センゴクが顔見せろって言っておったぞ!
 随分前にこいつらが会ったって言ったからてっきり来るもんかと思っとったが」
「今までのこと話すと長いからまた今度ね、ルフィ
 ガープ、センゴクには昨日ちらっと顔見せておいたからもう大丈夫よきっと」
「お前の”見せる”は一瞬じゃろ」
「見せてやっただけでも感謝して欲しいもんなんだけど」
「お前なー、センゴクに怒られるのはわしなんじゃぞ」
「それは傍違いってやつよ
 私は悪くないでしょ
 センゴクに言って」

「うわぁ・・・」

横暴じみた花の言葉に、皆言葉をなくす
ガープは悲しげに涙を飲んだ

「それよりルフィ、シャンクスの話をしてたんでしょ?」
「あぁ、そうだった」
「シャンクスはね、四皇の1人よ」
「四皇?」

花の言葉を、ガープがついでルフィに説明した。
シャンクスのことをよく知らなかったルフィは驚きつつも、元気でいるならいいと納得した。
ナミやロビンは事実を知って驚いた。
そして、海軍が来たことを知らせようと急いでいたゾロが、ようやくたどり着いた。

「!?ん?何事じゃい!!」

海軍が自分達を捕まえに来たと思ったゾロは兵士とやりあっていた
ガープは暴れているのが誰か気づき、にやりと笑った

「・・・どれ、お前ら・・・止めてみい・・・!!」

「「はいっ!!」」

瞬間、後ろに控えていた二人が消える
1人はくくり刀を手にゾロに向かい、1人はルフィのあごを蹴り上げる
海軍の手だれ対力のある賞金首の二人
白熱するかに思えた勝負は、けれど数秒も持たなく、終わった

「やっぱり強いねー、ルフィ
 二人ともまだまだ鍛えなきゃ」

花が楽しげに笑った


海運二人が、海賊に押さえつけられていた
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