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本日30日は、バイトでの仕事納めでありました
まぁ他の人は明日もありますけれど
私は明日というか今日?
実家へ帰り、年越しをするので

バイト上がったあと友達とぶらぶらしたおかげで
やることあるのに帰るのが遅くなりました
なので今日はもうこのまま起きて
帰る仕度でもしようかと思います
どうせ寝ても中途半端な時間にしかならないし
本当は帰る前に片付けなくてはならないものとか
捨てとかなくてはならないものとか
色々、あったんですけれど
もう今更なので放置にします←
年末だというのに次の年を綺麗には過ごせない様子
まぁいつもですから、いいんですけどね 笑

朝、8時半までにおうちを出ようかと思うのですが
それまでに食料だけは消費していかねば・・
ううん、もう少し部屋綺麗にしてからとか・・・・あああめんどくさい

一応まだ時間があるので、少しなんとかしようと思います
来年もきっとぐだぐだと過ごしているだろうと思われる私ですが
少しくらい改善していきたいものです
みなさま、良いお年を
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日記、ちょこちょこいいペースで書いてたのに
ていっても夢で二日おきですけれど
書かなくなった理由としては、
忙しいのもあったけどなにより
風邪ひいてダウンしたからであります 笑

4日前、バイト行くために起きて仕度して
いつも歯磨きしてから出るんですけれど
その歯磨きのときにバイト先から電話が
この時点ですごく嫌な予感すげーするw(゜∀゜)
案の定遅刻でした
1時間、間違ってたみたい
てことで電話切って家飛び出して
40分の遅刻・・あーー
その日めっちゃ忙しくててんてこ舞いで
でもやることめっちゃあってあぁもう無理ってくらいで
熱が出てきたのを実感←
オマケに頭痛が酷くて
マイク通して聞こえるでかい声と
声を無理矢理ひねり出さねばならないことと
歩く振動が響くことなどに
いらいらいらいらいらいら(エンドレス)
スタッフの1人についぽろりと言ったら
あとで社員に伝えてくれ、その日は2時間で帰宅

翌日もバイトで
朝は下がってもバイト時にまた再熱+汗かく
でも5時間耐えきり
昨日と今日はずっとぐだぐだしておりました
ちなみに先週の金曜から6連勤でございましたorz

今はたまにぐらっとする程度で
熱はどうやらもう大丈夫なようです
明日からまたバイトで4連勤ののち帰省
予定が込みこみで死にそうデスガ(゜∀゜;)

余裕がありましたらまた気ままに更新していきます
でもまず洗濯と荷造りせな・・
あー

時間が欲しい・・・
すれ違い、1人で過ごす日々
退屈で、けれど平穏な日々
何気ない日常が殊更愛おしく感じられるのは

きっと、大事に思える人が増えたから

光雲の行く末6


ぱたぱた
小さな足音が聞こえる方向に、足を進める。
そうして歩くうちに音に追いつき、角を曲がった先にいたのは、華奢な少女だった。
後ろから追いつく人影にまだ気づく様子はなく、目的地までの道のりを進んでいる。
その無防備さが、ことさら可愛らしく思えた。

「姫さん、」

「・・・っ!!」

いつものように声をかけただけ、のはずだった。
が、やはり本当に無防備になっていたのだろう千代は、ものすごく驚いて跳ね上がった。

「おいおい、大丈夫か・・って、ゴメンな、俺様のせいか」

苦笑しつつも謝れば、勢いで振り返った千代が、恨みがましく睨む。
それも涙目なので特に怖くはなく、かえって愛らしくさえ見えるほどだ。
贔屓目で見ても千代は綺麗な顔立ちをしていた。

「気配、なかった・・!」

下手をすれば聞こえないくらいの小さく掠れ気味の声で、文句を言う。
この声を聞くたび、佐助は小さく胸が痛むのを感じていた。
森に倒れていた彼女を拾い、この城につれて来たのは佐助だ。
発見当時は泥だらけ傷だらけ、おまけに目を覚ましたと思ったら声が出なくなっていた。
それから何故か3日間目を覚まさず、ようやく起きたときには声がこんな状態で。
責任は自分にはない、わかっていても辛かった。

「ごめんって」

苦笑しつつ、千代の頭を軽く叩いてやる。
そうすると千代は文句があっても黙るしかないのだ。
案の定、千代はまだ不満そうにしながらも、文句を言ってこなくなった。
きっと自分に父か兄の像でも見ているのだろうと思うと、少し複雑だった。

「姫さん、今日は久しぶりに暇が出来たんだ」

そう言えば、千代が喜びに目を輝かせるのがわかった。
犬か、と少し笑ってしまい、千代に不思議そうな顔で見られて焦る。
誤魔化すために千代の頭を撫でれば、更に怪訝そうな顔になった。
くり、と小首を傾げられ、何?と聞かれているのだろうと判断する。

「何でもないって」

そういっても、しばらく顔は複雑そうなままだった。
おまけに千代を眺めていたら何故か可笑しくなって、また笑ってしまった。
笑いながらも、こうした何でもない日常が、とても愛おしく思った。






千代は笑っている佐助を見ながら、こんなに笑う佐助はあまり見た覚えがないと思った。
半年ここで暮らしながら、共に過ごした日々は半分にも満たない。
それでも、少しはこの世界がどんなところかわかったし、佐助がどんな人なのかもわかった。
例えそれが世界にしろ佐助にしろ表面しか見ていなかったとしても。

この世界は、どうやら戦国時代と酷似した世界らしい。
歴史を学んで覚えていた人物が多数存在しており、国も地形も役職すらそのままだ。
けれど、知らない人も勿論居るし、同じ年代に存在しないはずの人もちらほら。
色々史実と違う上に、炎や闇やら普通の人間なら出来ない技が使えるらしい。
保護してくれた信玄や幸村は炎を纏って戦うし、佐助でさえ闇の力を使う。

考えれば考えるほど、千代の常識と相反する世界なんだと認識した。
これ以上考えたら多分自分が可笑しくなる、そう思った千代はとりあえず考えることをやめた。
この世界はこの世界で存在するのだから、それでいいじゃないか、と。

一つだけ確かなのは、ここが自分の居た世界の過去ではない。
異世界だということだけだった。
この世界で生きていくうちに
一つ一つ、現代との違いが見えてくる
以前はそうした違いが、大きなことのように思えて
もし行けたとしても、生きていくことは出来ないと思った

そうした考えは、いつの間に消えていったのだろう

光雲の行く末5


ひしゃくで汲んだ水を手にかけて、それで洗う。
お手洗いに行った後は、こうしてお手水を使うのが当たり前だ。
けれど、トイレはこの世界、水洗なんてあるわけがない。
個室とは言え、仮に設えた様な甘いつくり。
初めは無防備すぎるように思えて、抵抗があったけれど。

「・・・・(慣れって、すごい)」

ふぅと軽く息を吐きつつ、空を見上げた。
今ではそんなもの、当たり前にしか思わない。
それもそのはず。
千代が信玄に保護されてから、既に半年の日々が経っていた。
城に女中が居るため、千代にすることがあるわけではない。
なので、日がな一日のらりくらりと過ごしていた。

ぺとぺとと素足で廊下を歩き、たどり着いたのは幸村の居室。
さらりとふすまをあけてみても、当の部屋の主は居なかった。
特にそれを気にした様子もなく、千代は部屋の真ん中に立つ。
暇な日はこうして城の中を彷徨うのが日課になっていた。
幸村や佐助、信玄は勿論とても忙しい身。
けれど暇さえあれば、彼らも構ってくれるのが常だった。
そうした彼らの好意に甘えていることは、千代とて自覚している。

「・・・・(でもやっぱり、暇なものは暇なんだもん)」

現代で生きているときは、何故かとても忙しかったように思える。
学校にバイトで日々が飛んですぎ、1人暮らしだったため家事やなんかもある。
遊ぶのだって手を抜きたくないし、課題や定期テストなんかは更に手が抜けない。
こんなにぼんやりして日々を過ごすことに、憧れたときもあった。

「んー・・・(暇すぎると苦痛っていうことがわかったけど)」

体を伸ばしながら、そんなことを思う。
ここでは、やることがほとんどない。
ご飯も洗濯も掃除も、女中さんがやってくれる。
自分でやるといえば、お願いだからしてくれるなといわれてしまった。
仕事を、奪うなと。
わからないでもなかったけれど、そう言われて千代は空しくなった。
楽なのはいい、けれど、何も仕事がないというのは辛い。
自分が、いらないもののように思えてしまう。
そう思いはしたけれど、特に何かするわけでもなかった。
手伝いはしたい、けれど私では足手まといになるだけだ。
障害を持った自分では、きっと彼らもやりにくかろう。
彼らに迷惑をかけることだけは、心底嫌だった。

さらり、とふすまを開けて、部屋を出る。

そうして千代は自分の部屋へ戻っていった。
千代の一日は、特に何をするでもなく、こうして終わっていく。
平穏な何もない日々が、後に終わってしまうことは、今の千代にはわからなかった。




千代が幸村の部屋についた頃。
さらりとふすまを開けて千代の部屋に入る、佐助の姿があった。

「おーい姫さん、っと・・・居ないのか」

部屋の主が居ないことに気づくと、小さく肩を落とす。
一応きょろりと部屋を見回してみるも、結果は変わらなかった。

「・・ってなると、今日は多分旦那の部屋かな」

僅かな暇な時間が出来たので会いに来たが、千代は居なかった。
本当に僅かなので、ここ最近は千代が部屋に居ず、会えないことが多かった。
元気になり、城に馴染んだのは良いことだと思うが。

「んー・・・一応、行ってみっか」

ふすまを閉め、くるりと体を反転させる。
そうして歩き出そうとしたときだった。

「佐助っ佐助は何処におるか」

「お、旦那?」

「おう佐助、お館様がお呼びだ、行くぞ!」

「げっ・・・はーい・・」

角を曲がってきた幸村に連行され、またも千代とすれ違った佐助であった。





ちなみに。
佐助が千代をお姫さんと呼ぶのは、初め名を知らず、どう呼んでいいかわからなかったため。
農民には見えない白い綺麗な肌を持つ千代だから、姫と呼ぶことにしたそうだった。
千代がそのことについて言及すると、

「農民の娘は手とか荒れてるし、髪だってこんなに綺麗な子は居ないのさ」

だから、それでいいのだと言い切られてしまい、千代も恥ずかしくはあったが、気にしないことにした。
目が覚めてから自分の名を伝え、幸村と信玄が名で呼ぶようになって、それは変わらなかった。
夢を、ずうっと見ていた気がした
その一つ一つを覚えてはいないけれど
その夢たちは暖かくて優しくて
よくわからないけれど、涙が止まらなかった

その間に優しい手が涙を拭ってくれたのは、気のせい?

光雲の行く末4


「・・・・」

明るい日差しが、僅かなふすまの隙間から差し込む。
あぁ、朝なのだと思って、自然に目が覚めた。
ゆっくりと瞼をあけた途端に、光で目が眩んで、慌てて手を翳す。
随分と、闇の中にいた気がした。

「・・・・・・・・ぅ、(私の、声・・は・・?)」

僅かに、呻き声のようなものが漏れる。
思うようには出ないけれど、幽かになら、出る。

「・・あー・・・(声が、出る・・・)」

嬉しくて、涙が零れた。
声が出ないことがこれほどに不安だったのかと、少し笑って。
仰向けのまま腕で目を覆って、そのまま涙を流した。

「おはよう、お姫さん・・・おぉっ?!」

さらりとふすまが開けられて、現れたのは忍装束を着た佐助だった。
気配も足音もないのは、流石忍といったところだろうか。
唐突に現れた佐助は、千代が目覚めていることに驚いた。

「目、覚めたのかー、いやぁ良かった」

「・・?」

そこまで大げさに息を吐かれるほど、眠っていたわけではなかろうに。
千代はそこがわからず、きょとんと佐助を見つめた。
見つめられていたことに気づき、佐助は笑って千代の枕元に座った。

「お姫さん、もう3日も眠ってたんだぜ」

今日はもう4日目の朝さ

そう言われて、寸の間固まる。
3日も眠っていたといわれても、正直実感はわかない。
ただ、そういえば夢をいくつか見ていたな、くらいだ。

「でも、目が覚めて良かったよ・・・そろそろ飯食わないと、体が持たない」

そう言われて、何故か合点がいく。
目が覚めてから、腕を上げるのも正直辛かった。
体中に力が入らない感じがするのは、そのせいか、と。

「・・ぁ・・・・あ、り・・が・・と・・・」

上手く出ない声を必死に出す。
たった一言を捻り出すまでに、随分と体力を使った。
それでも、その一言に、満足した。

「お、声、出るようになったんだー・・・いやー、ほんと良かったなぁ」

感慨深げに、瞳を細めて言われて。
何故か、とても胸が温かくなった。

「お姫さん、涙くらい拭こうよ」

軽く笑われて、大きな手で拭われる。
その手の温かさに、夢うつつで涙を拭ってくれた手を思い出す。
もしかしたら、と思いつつも、言う必要はないように思われて。
ただ、猫のように、その手に頬を摺り寄せた。




その後、佐助が幸村とお館様に知らせてくれたのか。
彼らも見舞いに来てく、千代の目覚めを一様に喜んでくれた。
お館様は、まだ声の出にくい千代を気遣って、まだ何も言わなくていいと言った。
千代はありがたくその言葉に縋ることにし、けれど筆談で出自と名だけは伝えた。
私は、あなた達に害為す者ではないです。
そのことだけは、伝えたかった。

「気に負わずとも良い、養生せい」

そう言って笑ったお館様の顔を、千代は一生忘れることはないだろうと思った。




それから暫し後、伝えたいことがあるときは、筆談とジェスチャーで伝えることにした。
不思議と彼らはすぐに意を汲み取ってくれて、特に不便に思うことはなかった。
甲斐甲斐しくお世話をしてくれる若い女の人もつけてくれ、千代は随分と大事にされた。
そのことに若干の違和感を覚え、佐助に伝えたこともあった。
けれど、佐助は

「気にするなって、お館様も言ったろ?早く元気になれよ」

そう言って笑ったので、千代はひたすらに体力を取り戻すことに専念した。
彼らの足手まといにはなりたくない、その一心で。
ご飯を食べ、起き上がれるようになり、千代は2週間ほどで普通に生活できるようになった。
ただ、声が出しにくいのは相変わらずで、小さくか細い声しか出せない上。
流暢に話すことが、難しくなっていた。
千代の口数は必然的に激減したが、特に問題はなかった。

「さ、すけ」

「ん?」

ちょい、と衣を引っ張って名を呼ぶ。
そうして何かの仕種をするだけで、意を解してくれる。
理解しよう彼らが努力してくれているせいでもあるが、不思議とみながわかってくれた。
与えられた奥の部屋から徐々に移動するようになって、話したことのない人でも。

「はい、わかりました」

その一言で、千代が聞きたいことをわかってくれるのだった。
それが何だか不思議ではあったけれど、これほど都合の良いこともなかったので気にしないことにした。



そうして千代は信玄の拾い子として、城に住見続けた。
いつしか、千代が保護されて半年のときが流れていた。
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